サッカーのゴールラインとは?得点と再開は3つで判断

ルール

サッカーのゴールラインは、ボール全体が完全に越えたかを見て、得点・ゴールキック・コーナーキックの3つで判断します。

線に少しでもボールがかかっているなら、まだ完全には越えていません。

シュートが入ったように見えても、ゴールの内側でボール全体が越えたかを見る必要があります。

ゴールにならずに外へ出た場合は、最後に触った選手が攻撃側か守備側かで再開方法が変わります。

子どもの試合で説明するときは、「全部越えたか、ゴールの中か外か、最後に誰が触ったか」の順で見ると伝えやすくなります。

サッカーのゴールラインは3つで判断

サッカーのゴールラインは、得点だけを見る線ではありません。

ボール全体、ゴールの内側か外側、最後に触った選手の3つを順番に見ると、判定の意味がつかみやすくなります。

最初はボール全体を見る

最初に見るのは、ボール全体がゴールラインを完全に越えたかどうかです。

IFABの競技規則では、ボール全体がゴールラインまたはタッチラインを地上または空中で完全に越えたとき、アウトオブプレーになります。

公式の競技規則を確認したい場合は、IFABのLaw 9「ボールインプレーおよびアウトオブプレー」が基準になります。

たとえば、ボールの一部が線にかかっているなら、完全に越えていないためプレーは続きます。

見るポイントは、ボールの中心ではなく、ボール全体が線の外へ出たかどうかです。

得点はゴールの内側で決まる

得点になるのは、ボール全体がゴールポストの間、クロスバーの下でゴールラインを完全に越えた場合です。

ただ外へ出ただけでは得点ではありません。

たとえば、シュートがポストの外側を通ってゴールラインを越えた場合は、ゴールの中を通っていないため得点になりません。

反対に、ゴールの内側でボール全体がラインを越えれば、ライン上で止まったように見える場面でも得点になる可能性があります。

IFABのLaw 10では、得点はボール全体がゴールラインを越え、ゴールポスト間かつクロスバー下を通った場合とされています。

判断の軸は、ラインを越えたかだけでなく、ゴールの内側を通ったかどうかです。

再開は最後に触った選手で見る

ゴールにならずにゴールラインを越えた場合は、最後に触った選手で再開方法を見ます。

攻撃側が最後に触ったならゴールキック、守備側が最後に触ったならコーナーキックです。

たとえば、攻撃側のシュートがゴールの外へ外れた場合は、守備側のゴールキックになります。

守備側の選手に当たってゴールの外へ出た場合は、攻撃側のコーナーキックです。

ボールが外へ出た瞬間だけでなく、直前に誰が触ったかまで見ると再開方法が分かりやすくなります。

見る順番 確認すること 判定の考え方
1 ボール全体 完全にゴールラインを越えたか
2 ゴールの内側 ポスト間とバー下を通ったか
3 最後の接触 攻撃側か守備側のどちらが触ったか

この3つを順番に見ると、得点なのか、ゴールキックなのか、コーナーキックなのかが整理できます。

観戦中に迷ったときも、まずはボール全体から確認すると落ち着いて追えます。

得点になる条件は位置で見る

得点になるかどうかは、ボールの一部ではなく、ボール全体の位置で決まります。

さらに、ゴールポストの間とクロスバーの下を通ったかまで見る必要があります。

線上ならまだゴールではない

ボールがゴールライン上に残っているなら、まだ得点ではありません。

ラインを少し越えたように見えても、ボール全体が完全に越えていなければプレーは続きます。

たとえば、ゴール前でボールが転がり、ゴールキーパーがライン上でかき出した場面があります。

そのとき、ボールの一部がライン上に残っていれば、得点にはなりません。

ジュニアサッカーで子どもに説明するなら、「少しでも線に残っていたら、まだゴールじゃない」と伝えると短く整理できます。

大事なのは、勢いや見た目ではなく、ボール全体が線を越えたかです。

ポスト間とバー下を越える

得点には、ボール全体がゴールラインを越えるだけでなく、ゴールポストの間とクロスバーの下を通ることが必要です。

ゴールの横や上を通ってゴールラインを越えた場合は、得点ではありません。

たとえば、シュートがわずかに外れてポストの外側を通った場合、ボールはゴールラインを越えてもゴールには入りません。

その場合は、最後に触った選手を見てゴールキックかコーナーキックを判断します。

ゴールの中を通ったのか、外側へ出たのかを分けると、得点と再開の違いが見えやすくなります。

映像角度では真上を考える

ゴールライン判定は、映像の角度で印象が変わりやすい場面です。

斜めから見ると入ったように見えても、真上から見るとボールの一部が線上に残っていることがあります。

導入されている大会では、ゴールラインテクノロジーが得点かどうかを判定するために使われる場合があります。

FIFAは、ゴールラインテクノロジーについて、ボール全体がゴールラインを越えたかを判断する技術だと説明しています。

VARも導入大会では「Goal/no goal」に関係する明白な誤りや重大な見逃しを確認する対象になります。

ただし、ジュニア年代の試合ではVARやゴールラインテクノロジーがないことが多いため、保護者やコーチは判定に反応しすぎず、見る順番を子どもと確認する姿勢が大切です。

判断するときは、斜めの見た目ではなく、真上から見たボール全体の位置を考えます。

再開方法は2つに分かれる

ゴールにならずにゴールラインを越えた場合、再開方法はゴールキックかコーナーキックに分かれます。

決め手は、最後に触った選手が攻撃側か守備側かです。

攻撃側が最後ならゴールキック

攻撃側の選手が最後に触って、ゴールにならずにゴールラインを越えた場合はゴールキックです。

IFABのLaw 16では、攻撃側の選手が最後に触れ、得点にならず、ボール全体がゴールラインを越えたときにゴールキックが与えられるとされています。

たとえば、フォワードのシュートがゴールの外へ外れた場面です。

最後に触ったのは攻撃側なので、守備側のゴールキックで再開します。

シュートの強さや惜しさではなく、最後に触ったのが攻撃側かどうかを見ます。

守備側が最後ならコーナーキック

守備側の選手が最後に触って、ゴールにならずにゴールラインを越えた場合はコーナーキックです。

IFABのLaw 17では、守備側の選手が最後に触れ、得点にならず、ボール全体がゴールラインを越えたときにコーナーキックが与えられるとされています。

たとえば、シュートがディフェンダーに当たってゴールの外へ出た場面です。

守備側が最後に触っているため、攻撃側のコーナーキックになります。

外れたボールでも、守備側に当たっていれば攻撃側のチャンスが続きます。

判定後は再開位置を見る

判定が出たあとも、再開位置を見ると試合の流れが分かりやすくなります。

ゴールキックなら、守備側が自陣ゴール前からプレーを始めます。

コーナーキックなら、攻撃側がコーナーアーク付近からチャンスを作ります。

たとえば、同じようにゴールラインを越えた場面でも、ゴールキックなら守備側が落ち着いて再開しやすく、コーナーキックなら攻撃側のチャンスが続きます。

再開するチームと再開位置を見ると、次の攻撃や守備の準備まで追いやすくなります。

ゴールラインを越えた場面 最後に触った選手 判定
ゴールの内側を通った 攻撃側 得点
ゴールにならず外へ出た 攻撃側 ゴールキック
ゴールにならず外へ出た 守備側 コーナーキック

得点、ゴールキック、コーナーキックは、すべてゴールラインに関係します。

違いは、ゴールの内側を通ったか、最後に誰が触ったかで判断します。

タッチラインとの違いを見る

ゴールラインとタッチラインは、どちらもボールが外へ出たかを見る線です。

ただし、場所と再開方法が違います。

横の線とゴール側の線

タッチラインはコートの長い外側の線で、ゴールラインはゴールがある短い側の線です。

たとえば、サイドでボールが外へ出たならタッチライン、ゴールの横や奥へ出たならゴールラインを見ます。

サイド側へ出たボールは、ゴールラインではなくタッチラインを越えたかで再開方法を見ます。⇒タッチラインについての記事はこちら

ゴールラインでは、得点、ゴールキック、コーナーキックのどれになるかを確認します。

横へ出たのか、ゴール側へ出たのかを分けるだけでも、再開方法がかなり追いやすくなります。

スローインとは再開が違う

タッチラインから出た場合は、基本的にスローインで再開します。

一方、ゴールラインから出た場合は、得点、ゴールキック、コーナーキックのどれかを見ます。

たとえば、サイドでボールが出たらスローインですが、同じ外へ出たボールでもゴールの横へ出たらゴールキックかコーナーキックを確認します。

実況で「ゴールラインを割った」と聞いたときは、次にどちらのチームがどこから再開するかを見ると流れがつかめます。

外へ出た線の種類が、次の再開方法を判断する手がかりになります。

実況の言葉で場所を分ける

実況では、「ゴールライン際」「タッチライン際」「エリア内」「コーナー付近」などの言葉が出ます。

ゴールライン際と聞いたら、ゴールの横や奥にある短い線を見ます。

タッチライン際と聞いたら、サイドの長い線を見ます。

たとえば「ゴールライン際から折り返す」と言われたら、ゴールの横に近い深い位置から味方へ戻すプレーです。

実況の言葉を聞いたら、サイドなのかゴール側なのかを最初に分けると位置がつかみやすくなります。

線の名前 場所 主な再開
タッチライン サイドの長い線 スローイン
ゴールライン ゴール側の短い線 得点・ゴールキック・コーナーキック

タッチラインとゴールラインの違いは、場所と再開で見ると混ざりません。

ゴールラインを見るときは、得点と再開の3つを中心に押さえると判断しやすくなります。

子どもの試合では順番で伝える

子どもの試合でゴールラインを説明するときは、判定の順番を短く伝えると使いやすくなります。

「全部越えたか」「ゴールの中か外か」「最後に誰が触ったか」の3つで見ると、親子でも確認しやすいです。

全部越えたかを最初に見る

最初に見るのは、ボール全体がゴールラインを越えたかどうかです。

子どもに伝えるなら、「ボールが全部線を越えたかを見よう」と言うと分かりやすいです。

たとえば、ゴール前でボールが転がって止まり、線に少しかかっている場面があります。

その場合は、まだ完全には越えていないため、得点ではありません。

親子で確認するなら、ボールの一部ではなく、全部が線を越えたかに絞ると会話しやすくなります。

得点か外かを次に見る

ボール全体がゴールラインを越えたら、次にゴールの中か外かを見ます。

ゴールポストの間とクロスバーの下を通っていれば、得点の可能性があります。

ゴールの横や上を通って出たなら、得点ではありません。

小学生に説明するなら、「ゴールの中を通ったら得点、外へ出たら再開を見る」と言い換えると伝わりやすいです。

線を越えた場所がゴールの内側か外側かを見れば、次の判断へ進めます。

最後に触った選手を確認する

得点ではなく外へ出た場合は、最後に触った選手を確認します。

攻撃側が最後に触ったならゴールキック、守備側が最後に触ったならコーナーキックです。

たとえば、シュートが相手DFに当たって外へ出たなら、攻撃側のコーナーキックになります。

反対に、シュートがそのまま外れたなら、守備側のゴールキックです。

子どもたちの試合を見ていると、ボールが外れたことだけに目が行きがちです。

そこで「最後に誰に当たった?」と声をかけると、判定の理由を一緒に考えやすくなります。

子どもに伝える言い方 大人が見るポイント 判定の目安
全部越えた? ボール全体 まだ線上なら続く
ゴールの中? ポスト間とバー下 中なら得点を見る
最後に誰が触った? 攻撃側か守備側 ゴールキックかコーナー

短い言い方にすると、試合中でも親子で確認しやすくなります。

判定への不満より、次に自分で見られる順番を一緒に持つことが大切です。

まとめ

サッカーのゴールラインは、ボール全体が完全に越えたかを最初に見ます。

ゴールポストの間とクロスバーの下で越えれば得点になり、外へ出た場合は最後に触った選手で再開が変わります。

攻撃側が最後に触ったならゴールキック、守備側が最後に触ったならコーナーキックです。

タッチラインはサイドの長い線で、ゴールラインはゴール側の短い線なので、場所と再開方法を分けると混ざりません。

子どもの試合では、「全部越えたか、ゴールの中か外か、最後に誰が触ったか」の順で見ると、判定の理由を一緒に確認しやすくなります。